この小冊子は、生長の家の月刊誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に連載された憲法問題に関する記事に生長の家の機関誌『生長の家』の記事を加えてまとめたものです。
日本において憲法改正の論議が起こるなか、国民一人ひとりが憲法の本質は何であり、その重要な役割が何であるかを正確に知る必要があります。この小冊子は、その事を歴史も踏まえて図解やQ&Aを用いて解説し、基本的な事項をわかりやすく説明しています。
生長の家白鳩会総裁・谷口純子先生は、「この冊子で憲法についての理解を深められ、正しい知識をもち、憲法問題を人任せにせず、“人間・神の子”の自覚をもった主権者として考え、次代を担う人々へ“負の遺産”を残さないよう、国民としての義務を果たされる一助になれば幸いです」と、本冊子の巻頭に寄せられたご文章の中で述べておられます。
憲法の本質と生長の家の教えとの関係をわかりやすく解説した冊子です。
【目次より】
憲法に関する小冊子発刊について
1.憲法って何のためにあるの?――立憲主義の重要性
2.立憲主義の役割「人権保障」
3.立憲主義の役割「権力分立制」
4.生長の家が立憲民主主義を支持する理由
5.日本国憲法の三大原理
国民主権・平和主義・基本的人権の尊重
6.憲法改正に向けて
7.これからの安全保障はどうあるべきか?
8.選挙の投票で、大切な考え方とは?
●「憲法に関する小冊子発刊について」(谷口純子〈生長の家白鳩会総裁〉)より
この小冊子は、生長の家の普及誌『いのちの環』『白鳩』『日時計24』に連載されてきた憲法問題に関する記事をまとめたものです。現在、日ごとに重要度が増しつつある憲法問題の理解のためには、まず憲法に関する正しい知識を得る必要があります。そこで、これらの記事を一冊の本にして、多くの人々に憲法への理解を深めていただきたいと考えました。
現在の日本国憲法は、戦後アメリカの占領軍によって起草されました。そのため、制定後七十年以上たっているにもかかわらず、多くの人が憲法を身近なものとして捉えてこなかったのではないかと思います。自らが努力して作ったものではないので、「自分たちの憲法」という親近感がなく、また、憲法というものの本質――政府や国民との関係、他の法律や条例との関係がどうあるべきで、現在はどうであるかなど、あまり真剣に考えて来なかった人がほとんどではないでしょうか。
憲法改正の論議が起こっていますが、この小冊子は憲法とはどういう役割で、どうあるべきものか、その歴史も踏まえて、基本的な事柄をなるべくわかりやすく説明しています。
この冊子で憲法についての理解を深められ、正しい知識をもち、憲法問題を人任せにせず、“人間・神の子”の自覚をもった主権者として考え、次代を担う人々へ“負の遺産”を残さないよう、国民としての義務を果たされる一助になれば幸いです。